正義原理
せいぎげんり
名詞 上級 ★★★★★意味
正義原理とは、倫理学や政治哲学において、社会の資源分配や制度設計の正当性を判断するための根本的な規範的原理を指す。ジョン・ロールズが『正義論』で提唱した「作為的契約論」に基づき、不確実性の下で合理的な主体が選択すると考えられる原則として位置づけられる。これは単なる道徳的感情ではなく、社会協力の公平な基盤を構築し、構造的な不平等を是正するための理論的枠組みを提供する点にその重要性がある。
用例
ロールズの正義原理は、社会的・経済的不平等が最も不利な立場にある人々の利益に資する場合にのみ正当化されると規定している。
『正義論』における「差異原理」を含んだ正義の第二原理の核心的な内容を説明する文脈で使われる。
類義語
対義語
不正原理、不公平原則、偏見原理
関連語
社会正義、分配正義、政治哲学